バギオってどんなところ?
バギオの概要
バギオ(Baguio)または (Lungsod ng Baguio) は、フィリピン北部ルソン島のコルディリェラ行政地域(Cordillera Administrative Region, CAR)にある都市で、この地域の中心的な存在です。
概要
ベンゲット州の領域内にはあり、どこの州にも属さない独立した都市です。バギオは観光地であり、近くにあるUNESCOの世界遺産にも登録されているコルディリェーラの棚田群など、見所が豊富で多くの観光客が訪れます。面積は49km2、人口は345,366人(2015年)です。
気候
高地にあることから年中冷涼な気候で、以前は3月から5月にかけて大統領府などの政府機関が移転していました。このことからバギオは「サマーキャピタル」とも呼ばれています。一年を通して平均最高気温が26℃を超えることはなく絶好の避暑地です。一方、山岳地帯にあるため雨季の雨は非常に多く、7月から9月はほぼ毎日雨が降ります。
出展 本文:ウィキペディア、地図:グーグルマップ
まちなかの風景
バギオのまちなかと言えば、セッションロードです。セッションロードは常に人で賑わっています。特に休日はバギオ中から多くの住民がセッションロードに集まり、またフィリピン中から集まる観光客も合わさり、とても混雑しています。そのためか、セッションロードでは、日曜日は自動車の進入を禁止し、歩行者天国となります。車道を活用して簡易テントでショップが営業しており、年中お祭りのような雰囲気です。日本のアニメのコスプレをしている人も見かけたりしました。
個人的には、周辺の建物の老朽具合や、やや雑な建物・道路の設えが、過去にタイムスリップしたようなレトロな感覚を感じさせてくれます。
バギオの魅力
自然環境
標高1,500m程度のところに位置しており、周辺では大規模開発が抑えられていることからも、緑豊かな自然が多く残されております。
観光スポット
Burnham Park
中心部にある大きな公園です。湖があり、白鳥ボートを楽しんでいる人も多くいました。また公園内にはバギーカートが貸し出されているようで、子連れの家族でにぎわっていました。多くのバギオ市民にとっての憩いの場です。
生鮮三品やお土産もの、コーヒー豆などなんでも安く手に入る市場です。アジアの市場という感じがしてとても気に入っています。ただし、鮮魚売り場の近くは要注意です。魚の強烈な腐敗集がします。
食事に飽き、心が疲れた多くの留学生が訪れるのがいわゆる「SM」です。中はいたって普通のショッピングモールで、日本でいうとイオンモールに近いイメージです。スーパーマーケットやWatson、ファッションテナント、映画館、フードコート、スターバックス等が入っています。大抵の生活用品はここで揃いますが、ローカルの方にとっては価格が高いことから、ここで服などを購入することはあまりないようです。確かにAbanao Squareのほうが安いですね。日本の100均的なショップも入ってます。
緑が豊かで非常に広大な敷地の場所です。もともとは米軍施設でしたが、現在は宿泊施設やゴルフ場、結婚式場、様々なアクティビティのできる施設となっています。少しお金に余裕のある人は、この場所での食事をおすすめします。サービス水準はバギオの中でも最も高いと言えます。
Night Market
21時頃からスタートするナイトマーケットは、人の数とお店の数に圧倒されます。アジアらしさを味わうことが出来る場所です。
Baguio Botanical Garden
植物園です。日本庭園や様々な先住民族であるIgorot族のモニュメントがあったりします。
Igorot Stone Kingdom
荘厳な石造りの建造物です。とてもたくさんの人でにぎわっていましたが、現在、北の町バギオからによると、建築許可を受けていない等の理由によりバギオ市が閉鎖を命じているようです。もしかしたら既に見ることが出来ないかもしれません。
まとめ
- バギオは過ごしやすい気温で、快適に滞在できます。一方、雨が多いので傘だけでなく雨具の用意など雨対策も必要です。革製品などは湿気による影響もあるので、持ち込むべきかは考えたほうが良いです。
- 中心部に行けば日用品など一通りのアイテムが揃えられます。人が多くワクワクします。また建物はレトロな雰囲気を醸し出しています。
- 観光スポットも多くあります。特に豊富な自然が観光資源と言えます。
以上、皆様も一度お越しになってはいかがでしょうか。