バギオの魔境 Bencab Museum(ベンカブミュージアム)

 Bencab Museum(ベンカブミュージアム)は、Bencab(ベンカブ)さんが2009年に私費で設立した美術館で、彼の作品はもちろん、彼からインスパイアを受けたアーティストの作品や、イフガオ、カリンガ族など山地民の伝統工芸品のコレクションが多数展示も展示されています。ベンカブさんは、ワールドワイドに活躍した方ですが、晩年をバギオで過ごしました。

Bencab(Benedicto Reyes Cabrera)さんの経歴について

 ベンカブさんはいわゆる通称名で、ベネディクロトロ カブレラが本名です。さて、彼の経歴ですが、下記の通りで現代アートの分野でフィリピンの人間国宝的な方です。

  • 1942年 フィリピン マニラに生まれる
  • 1963年 フィリピン大学 ファインアートを専攻、学士を取得。その後、ペインター、プリ ントメーカーとしてフィリピンやアジア、ヨーロッパ、アメリカにおいて、展示会を開催し、40年のキャリアの中で様々なメジャー賞を獲得。
  • 1992年 フィリピン文化センター賞を受賞
  • 2006年 ナショナルアーティスト勲章を授与

Bencab Museum(ベンカブミュージアム)の場所

 Bencab Museumの場所はというと、バギオの中心部から車で25分くらいの場所に位置しております。歩きで向かうには結構な距離があると思いますのでおすすめしません。そのため行きはジプニーやタクシーでもむかいますが、帰りは車通りがそこまで多くないため、タクシーを待つ可能性がありますので、時間には十分余裕を持たせて向かいましょう。ジプニーの方が本数がある印象ですので、ジプニーを利用するのが吉かもしれません。

入場料

 入場料は100ペソです。

展示されている内容

 基本的には、コンテンポラリーアートとなっています。中でも、木彫りの彫刻や絵画があります。コンテンポラリーアートとは現代美術のことですが、結構定義が難しいアートですね。これまでの枠にとらわれないアートというところでしょうか。

 一例を挙げると、こんな感じのアートですね。

Photo by Curry

 この美術館には、素敵な庭園もあり、カフェからの眺めも素敵ですね。

Bencab Museum の庭園 Photo by Curry

 お土産も売っています。私はおしゃれなノートを買いました。休日を過ごすのにはとても素晴らしいミュージアムです。

魔境の理由

 ところで、なぜこの美術館が魔境かというとですね、こんなアートが展示されているんですよ。

Photo by Curry
Photo by Curry
Photo by Curry

 隔離されている部屋ですので、もしご興味が無い方でも、こちらの美術館で他のアートを楽しめますので、ご安心ください。

 Bencab Museumは、フィリピンを代表するアーティストの美術館ですので、バギオにお越しの際には是非とも訪れてみてください。

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